グランツアスレチックスクラブ

子どもの成長は縦に見る

2023年7月3日

「エントリーした選手全員を笑顔にしたかった。」

大会が終わるといつも思うことです。長年陸上競技の指導をしてきて、全員を笑顔にできたことがあったのか?

優勝して笑顔の選手。2位以下でも予想以上の順位で満足げな選手。順位は関係なく自己ベストを更新して笑顔の選手。目標とする大会の出場権を得て安堵の表情の選手…。

そんな中で、目標に届かず一人落ち込む選手。帰宅後我慢していた涙があふれる選手。多くの仲間が喜ぶ中で、作り笑顔を見せる選手。自分はダメだ、自分は弱いと負のスパイラルに入ってしまう選手…。

7月2日の日清カップが終わった後、私は小学生たちに次のようなことを話しました。

「誰かと自分を横に並べて比べていたら幸せにはなれない。前回よりも今回、去年よりも今年と自分がどれだけ伸びたかが大切。」

「勝った選手は、負けて悔しい思いをしている選手の気持ちを知ってほしい。表彰台に上がった選手は、上がれなかった選手の気持ちを知ってほしい。決勝に進んだ選手は、決勝に進めなかった選手の気持ちを知ってほしい。」

低学年の子どもたちには難しい話だったかもしれませんが、繰り返し伝える中で少しずつわからせたいと思っています。

「陸上がしたい」と言ってGlanzに来てくれた子どもたち全員を笑顔にしたい。

スタッフ一同その思いを持ち続けて、子どもたちと共に歩みたいと思っています。